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県政報告

農業改良普及センターのみなさんとの懇談会

 
11月27日、石川県議と柏原農業改良普及センターの大原所長他職員のみなさんと氷上郡の農業振興について意見交換を主体にした懇談会が開催された。当日、先ず氷上町の本郷地区において熱心に取り組まれている「いちご」栽培を中心にした施設野菜の現状を視察。大木四郎さんから「秋姫」という品種の特徴や苦労話を詳しくお聞きした。
大木四郎さん(左)と大原所長(右から2人目)普及センターの青木さん(右)からいちご栽培の現状を聞く

▲「秋姫」の育て方の苦労を聞く

▲「秋姫」を試食。大粒で非常に甘い

 次に氷上町石生の氷上工業団地内に常設されている農産物直販所「とれとれ市・石生店」を視察。この施設は氷上町内の農業者が自ら生産する農作物や農産加工品を持ち寄って、安全、安心、安価な地元野菜を直接消費者に販売する「地産地消」の取り組みを実践しようと、本年10月21日に開設された。
現在つたの会や北御油営農組合なども加わり、49名の会員で、毎週火、木、土、日曜日にオープンしており、平日で約7万円、土、日曜で10〜12万円の売上を上げている。
近年、外国からの安い野菜が大量に輸入、販売されているが、安全性、新鮮度から考えて安いだけの食料調達で本当によいのか、口に入る物だけに、作った人の顔が見える農作物を安心して食することが大切なのではないのかと常々思っている。この「とれとれ市」も地元の皆さんに地元の農産物をたくさん食べてもらうという大事な役割を担って、一層頑張っていただくように、石川県議もしっかり激励していた。


とれとれ市のテント

▲とれとれ市の内部と大原所長

▲とれとれ市の説明をセンターの尾松さん(左)と責任者の福田さん(左から2人目)に聞く

 次は柏原町石戸の「石戸地区家畜ふん尿処理施設利用組合」を視察。和牛から出るふん尿を水分調整して発酵させ、良質な堆肥にしようと一石二鳥を狙った取り組みで、現在その堆肥の効能が理解され、品物不足になるほどの売れ行きとのこと。ただ効率良く発酵させるための水分調整が難しく、籾殻やオガ粉を使っているが、今後木材業界が処分に困っている木材廃材なども粉末乾燥処理して堆肥製造に利用することも循環型社会形成のために重要な取り組みになると感じた。
▲石戸の堆肥センターでセンターで畜産担当の芦田さんから説明を受
ける

 最後は山南町の薬草公園内で進めている「農畜産物処理加工及び実習施設」を視察。この施設は山南町が薬草等の乾燥調製による農作業の省力化・合理化と地域特産物の商品化などを推進することにより、農業経営の規模拡大と担い手育成及び経営の安定に寄与するとともに、都市住民との交流を促進し、地域の活性化を図ることを狙いとしている。建物床面積671uの中に、薬草乾燥室、浴用剤加工室、漬物・惣菜加工室、パン菓子加工室、そして薬草染め実習室などが備わり、山南町の特産品を生み出そうという意欲が感じられる。工事費は33100万円で、最新の加工設備が随所に設置され、本格的なつくりになっている。ただ、薬事法の関係でいろんな規制があり、使いづらい面もあるようで、今後の法整備の課題を感じた。漢方の里山南町の中核加工施設としてフル稼働することを願っている。

 この後、農業改良普及センターの職員の皆さんと今後の農業普及についての意見交換を行い、農業技術のレベルアップと同時に流通、販売、コマーシャルなどマーケティングのレベルアップも今の農業経営者には大事な課題ではないかという点で議論を交わした。特に氷上郡の農産物は非常に高品質なものが多く生産されているが、その良さが郡外の人達にうまく伝わっていないのが現状。作っている人達が職人気質で、良い物を作っていればわかってくれるといった考えがいまだに強いが、その上にしっかり宣伝していくことが加われば更に付加価値がついていく、その方法を農業者だけでなく、農業改良普及センターも応援できる体制をとっていってほしいと要望した。氷上郡の農業がさらに元気をだして頑張ってもらえるように、引き続きセンターと力をあわせ、応援していこうと誓い合って今回の懇談会を終了した。皆さん、お疲れ様でした。

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